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統一地方選挙

選挙戦も終盤、残すところ後一日となりました。最近では、期日前に投票を済ましている人も多いかもしれません。若い人の投票率が極端に低いという話をよく耳にしますが、これからまだまだ長く生きていかねばならない若者ほど、将来の事を考えてしっかり投票に行くべきだと思うんですがね。

若い人といえば、先日あるネットのニュースで、25才の引きこもりニートの若者が選挙に出馬して話題になっているという記事を見ました。千葉市議会選挙だそうです。どうも選挙にかかる税金の無駄遣いなどを指摘して、自分は選挙にお金をかけていない、などと言って自作のポスターを貼って回っているとか。しかもこれに対して「えらい!」とか「応援したい!」みたいな書き込みも少なくないようです。(中にはもちろん冷静な反応の方もたくさんいるようですが)

はっきり言って、どうかしてるんじゃないかと思います。

一日中部屋に引きこもり、友達も知り合いもなく、仕事もしていない。親に食べさせてもらってるんでしょう。外出もしないので消費税やガソリン税なども払ってないだろうし、働いてないので所得税や住民税なんかも払ってないでしょう。こんな人がそもそも税金の無駄遣いに文句を言える筋合いはないし、ましてや議員となって地域のために仕事ができるとは到底思えない。

いや別に引きこもりが悪いと言ってるわけじゃないんです。様々な理由で社会生活に馴染めず、苦しんでいる人達が少なからずいることはわかりますし、完全に個人の自己責任だけではないことも理解してるつもりですし、何らかの支援が必要だとも思います。ただ、選挙に立候補するというのは、大変に勇気のいることです。その気があってもなかなか出来ることではないでしょう。それを知った上で出馬したのなら、まずはその勇気を別の場所で使うべきだし、大変さを知らずに出馬したのなら、とんでもない世間知らずで、とても議員など勤まるはずもありません。

とはいえ、選挙に立候補すること自体は本人の自由ですし、訴えたいことがあるなら声を上げることはいいことだとは思います。それ自体を強く批判したいわけではありません。ただ常識的に考えて議員など勤まるわけがないこのような若者を捕まえて、半分冗談でも「ニート君頑張って!」などと持ち上げ、応援する人が少なくないことに、正直驚きましたし、もし本気で投票する人が続出したりしたら、それこそ世も末だと思います。

選挙に関心を持ってもらうための、一時の話題作りの一環として少しニュースにも取り上げられたのかもしれませんが、ホントに悪い冗談であってほしいものです。


翻ってわが和歌山県は、県議会選挙。
田辺選挙区には定数3に対して4人の候補者がでています。

はっきり言って選ぶのに大変苦労する選挙になっています。いや、バリバリ自民党バンザイの人は別に何も考えなくていいんでしょうが、そうじゃない人達には難しい選択を迫られているようです。

はっきり言いますが、僕は自民党が好きではありません。特に今の自民党は、とても国益をしっかり考えているとは思えない。ほとんどアメリカさんの言いなりです。集団的自衛権なんて、わざわざ戦争に首を突っ込まされるだけだし、憲法九条だって変える必要も理由も何もないはずです。戦争はもうしません、その為の武器ももう必要ありません、って言ってるだけの、至ってシンプルな条文で、平和を愛するなら逆に世界に向けて広めていけばいいのにと思うようなものです。原発だって、再稼働なんて全く意味がわからないし、TPPなんて日本の一次産業を根こそぎ壊滅させる可能性のある売国政策でしょう。

まぁあまり言ってもキリがないですが、そんな自民党に所属してる候補者が二人、そして無所属が二人(一人は自称民主系らしいですが)の四人から選ばなくてはいけない。あくまでも地方選挙なので、国政とは直接の関係は少ないのでしょうし、地元のために良く仕事をしてくれるのであれば、大きなイデオロギーはこの際脇に置いて考えてもいいかとも思いますが、心情的にはやはり自民党候補者に投票する気にはとてもなりません。

だとすると、残り二人なんですがね…、どうもどちらもパッとしないというか何というか……。(だいぶ失礼ですがホントにそう思うので…)

まぁでも、選ぶだけの選択肢があるだけマシなのかもしれませんね。全国的には、いや和歌山県内でも無投票で選挙にならない地区が続出している現状では、誰に入れようか迷うこと自体、贅沢な悩みなのかもしれません。
by sumiyakiYAMATO | 2015-04-11 14:28
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